やっぱりいい。
yomyomに連載している乃南アサの作品が文庫になりました。ひとまわり年の離れたムショ帰りの(!)女性2人の友情を描いて、生きるために本当に必要なものは何かということを問いかけてくれる小説です。
不幸にして犯罪を犯してしまい、前科持ちになってしまった二人だけれど、芯の部分はちっともスレておらず、むしろ私たちよりずっと生真面目です。
世間に気兼ねをしつつ、生きるための糧と喜びを毎日追い求めて、アリのような歩みながらも着実に一歩ずつ成長していきます。読み終えた後、思わず深くためいきをついてしまうような、そして自分は今日一日きちんと生きただろうかと胸の奥に改めて問いかけずにいられないような作品です。
気持のよい読後感を保証します。続きが楽しみです。
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