映像と活字

松本清張の作品は映像と活字では趣が全く違ってきます。 映像の場合はサスペンス色が強くでますが活字の場合わびというか人間の 根底にある静かなやりきれなさが表現されます。この作品は特にそうです。 正体が見えないヒトを追う動的な主人公、ラストに事件が解決されることよりも そこに至る過程が胸につかえます。