一人の女性の、のし上がり人生。面白かった

出生からの関係者への、緻密で時間をかけた丁寧な取材。ノンフィクション本としても素晴らしいが、思わず引き込まれる文章にも拍手。続きが気になり、あっという間に読了してしまった。一人の女性の、のし上がり人生。これが事実なのがまた面白い。個人的には、行動できずにウジウジしている人よりも、こんな人の方が好きだ。こんなハングリーな人はそうそういない。こまめに手紙を送り、ハッタリをかまし、アタックし、あらゆる手段を使って人脈を広げる。価値がなくなればポイ。強運だけでなく運を味方に人生を切り開いてきた。運が回ってきてもチャンスを活かせない人が大半の中、確かに魅力的だと感じるし、その行動力は尊敬に値する。商売人やキャスターなら良いだろう。ただし、政治家にはダメだ。政治家にはやはり、信念がないといけない。日本を、地域をよくしたいという信念。名声や権力がほしい、注目されたい、見返したいという私欲だけではダメだ。小池百合子からは、その信念が見えてこない。事実、築地&豊洲もオリンピック予算削減も政治塾も、引っ掻き回した挙句にフェイドアウト。勢いや期待感やマスコミ報道だけに乗ってなんとなく政治家を選ぶのは愚かだと気づかされた。 私は東京都民ではないが、都民に限らず全国の方に読んでほしい。(今後、風が吹けば首班指名で総理を狙ってくるかもしれない。それも面白いが)。石井妙子さんに興味がわき、インタビュー記事を読みました。さらに著書が読みたくなりました。大変おすすめです。