出版のタイミングからも筆者・編集者の悪意は明らかですが、伝記本としてのクオリティは非常に高いと感じます。そして、一年以上経っても名誉毀損などで提訴された形跡がないので、誇張はあるにせよ大半は事実なのでしょう。まさに小説より奇なり。治世の評価は後世に託すとしても、権力への欲望と風向きを見るセンスは戦後稀に見るレベル、一時代を画した人物であるのは間違いないと思います。