良くも悪くも始まりから終わりまで一貫して自身の記憶がない乳児期の親の対応が今の自分の子への対応であると謳っています。 英国の心理療法士である作者が出会った患者や知人が体験した具体例を挙げ、解説が入るのですが 第4章のミアの例で、陣痛促進剤を使用し息子を出産したが痛みのショックしか感じられず、赤ちゃんは特別治療室で1日過ごした為DNA鑑定を受けるか悩むほどに親子のつながりが築けなかった、とあります。 信憑性に欠けるというか 分娩中に投与される薬の影響で愛情ホルモンが分泌されなくなると言い切っているところが、疑問に思いました。使いたくないけど使わなければならない人もいるのに。 流行りのネントレについても語っていて 研究では早期にネントレした乳児の発達に影響が出るというデータがあると書いてありましたがどんな影響が出たのか、データの詳細も書いておらずただただネントレは赤ちゃんの要求を無視する悪い事として紹介されていました。 ネントレしてもしなくても発達に大きく差は無いという研究結果が出ていることを知っているので、あまり深く受け止めませんでしたが 第一子妊娠中の方や産後間もないママが読んだ時、偏見を持ってしまうのでは?思いました。(ネントレの話に限らず) 親子間だけではなく、夫婦の良好な関係を保つアドバイスは為になりました。 全てを育児の参考にしようとするとめちゃくちゃ大変だと思うので気楽に、出来る事だけと割り切って読むと面白いし、参考になる本だと思います。