最初に読んだのは確か中学生の頃で、20年近く前になります。 当時は、戦闘機ものに憧れて買って読んだ記憶があります。 今回、雪風の動く映像を見たくてアニメを見て、それから昔読んだ続巻をどうしても読みたくなり、以前読んだ部分を思い出すためにも購入して読むことにしました。 後書きにも書かれているように、「改」の部分は気付かない程度の小変更のようで、ちょっと肩透かしをもらった感じです。 内容自体は、機械化・コンピュータ化への警鐘部分と人工知能の意識形成への危険性を示した物語だと、最初に読んだときも今回も思いました。 もう古い小説でもあるので仕方がありませんが、(漫画ではありますが)士郎正宗氏の「アップルシード」の出現以降、この手の物語は機械との共存をテーマにしたものが主になり、このような内容はさすがに古臭さは否めません。 ただ、後書きに著者・神林長平氏がおっしゃっている「当時のままに」との趣旨には大賛成です。 やはり時代により、読者も含めて感じるものは変遷していくものです。 当時は漠然とした、全てのものをコンピュータ化していくことへの恐怖心・違和感は技術者も含めて実際に存在していたので、その部分を変えなかったことは、評価すべきと思いますし、また、続巻となる「グッドラック」をより深く理解するためにも、その漠とした畏怖の思いを感じて欲しいと思います。 最後に、続巻も読み終えて思うのは、機械との共存は、この機械たちへの畏怖なしでは、ある意味ありえないのではないかと感じました。