著者のデビュー作品である。パンクをやってただけあって、なかなか突飛だ。男二人の友情物語と言えば恰好いいが、何分、男二人は底辺層で生きているのだ。とにかく金がない、定職に就いてない、女房には逃げられる、バイトに行くもおふざけ、インチキなシネマに出演しようとする。このような有様で怠惰な毎日なのに、ストーリーはまるでおもちゃ箱をひっくり返したかのような展開。こんな人生を歩んでいる奴、本当にいそうだ。面白かった。