伏線がすごい

かなりの長編でしたが、ぐいぐい引き込まれてしまいました。 主人公は「鈴木陽子」という平凡な女性なのですが、平凡な女性がどんどん不幸になっていく展開にはリアリティがあり、読んでいてつらくなるほどでした。 一方で、陽子の流されやすい性格や、後先考えずに衝動で決めてしまうところ、成人した女性にしては思慮が浅すぎるのでは?と感じる部分も多かったです。 そんな陽子があれほど大胆な計画を遂行するなんて!すっかり騙されてしまいました。 メインとなるトリックもさることながら、細かな伏線がさりげなく散りばめられていて、後からこの時の……と思うことも、色々とありました。多分、気が付いていないだけで、まだまだたくさんあるのかもしれません。 長いので、二度読みは大変ですが、気になるところは何回か読み直したいと思います。