50代の若さで早世した著者が、幼いロジャーに語り掛けるように書かれた本書。「神秘さや不思議さに目を見はる感性」は、幼い頃から森羅万象を体験・体感することで培われる。大人(保護者)側に知識はなくとも、子と一緒に神秘さ、不思議さを感じるだけでいいのだ。70ページ足らずの本文だが、訴えかける言葉が心に沁みる。令和3年初版の文庫を入手できたことで、最新の知見を交えた解説(学者3人、作家1人)「私のセンス・オブ・ワンダー」が読めたことも良かった。次は『沈黙の春』を読もう。