今 改めて思うこと
作者の言う『センス・オブ・ワンダー』とは、『神秘さや不思議さに目を見はる感性』とのこと。現在の科学でも解明しきれていない 自然そのもの と そこに生かされている命の不思議。 登山など 自然に浸ることが好きなので、文字を追いながら その情景をイメージし、作者の語りかけを朗読を聞いているかのようにゆっくりと咀嚼しながら、感情移入して読めました。 子供の頃は都会暮らしながら、休日に 両親が自然の中に連れ出してくれたのが、アウトドア志向になったきっかけ。 (チコちゃんに叱られないように、)子供の頃から 自然と接し、五感を働かせて気付き感じることが、人としての感性を磨き 大人になって自立して生きていくのに役立つと作者は信じていて、共感するところです。
今は無き両親に感謝するとともに、子育て中の親御さんに おすすめしたい本だと思いました。
この文庫本は、写真印刷に適した上質紙で製本されており、使われている写真は単行本のものとは異なりますが、印象は似たようなものです。 本の後半には 訳者あとがきだけでなく、(単行本にはない)『私のセンス・オブ・ワンダー』として、識者4名の示唆に富むエッセイが追加されています。 2023年版は、今年の夏の「新潮文庫の100冊」に選定されていて、しかも 8種類のプレミアムカバーの中の1冊となっています。 森に囲まれた子供二人のオリジナルカバーでなかったのが、個人的にはちょっと残念なポイントではありました。
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