本作は若かりし頃の砂川警部の失敗談から始まる。当時の事件現場であるビニールハウスで、再び殺人事件が発生。三毛猫に家賃1年分相当の成功報酬を賭けた鵜飼探偵たちの動きが輻湊し、著者のユーモアセンスと相まって、物語が面白く進展する。今回は、過去の汚名返上なのか、砂川警部の推理が光り輝いた。