幅広い視点で世界をとらえる歴史書
上巻(1500年頃)までしかまだ読んでいないのでそこまでの感想。
中央アジアステップに君臨した蛮族が世界の各地の大文明に与えた影響に言及していること、民族(イラン、トルコ)で分類し、それらが作った国家の傾向を解説していることなどが興味深かった。
私が26年前に使った高校の世界史教科書は、どうしても西欧文明と中国史に偏っていた。しかし、この本はインドや中東、中央アジア、東南アジアなどにも多くのページを割いており、より大きな視点で世界史をとらえることができた。
ただ、教科書のたぐいは横書きだったのだが、これは縦書き。翻訳なので代名詞が多用され、「彼ら」が前述のいずれの物をさしているのか熟考しないと分かりづらいことも。句点「、」も多すぎる。上記の理由で非常に読みづらかった。
あとね、日本の仏教伝来を「インド化」といってしまうのは疑問が残った。あれは、完全に中国で咀嚼された仏教が伝来した物ではないの? むしろ、「中国化」。仏教建築物も古代の彫刻もインド風ではないし…。若干、日本への理解が薄いなと感じられる。
私の読みが甘いのかもしれないが、★を下げて4つにしておく。
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