泣けた。息子に読んで聞かせながら、読んでいる私の方がじーんとなってきて、鼻の奥が痛くなってきてしまった。というのも、作中の登場人物達を、1年前に亡くなった父と孫(私の息子のこと)との関係にオーバーラップさせてしまうのだ。息子もじじのことを思い出しながら聞いているようだ。本の中ではおじいちゃんのことは「じいじ」となっているが、私は父が私の息子に呼ばせていたように「じじ」というふうに変えて読んでいる。 私は息子に、じじは天国に行ったのよ、と教えている。この絵本では、死んでしまったじいじが、日本流に言うと成仏(北欧の作家の絵本だから「成仏」ではないだろうが)できずにおばけになってしまう。子供に生と死にふれさせるにはとてもよくできた作品だと思う。そして、ラストがなんともいえずいいのだ。おすすめだ。某雑誌の「この絵本が好き!」の2005年海外翻訳部門の1位だそうだ。