シリーズ10作目。絹の着物を扱えなくなった五鈴屋は、木綿を藍染めした生地の制作に取り掛かる。浴衣に仕立て、川開きに合わせて売り出すため、極秘のうちに準備を進める。五鈴屋の棟続きの隣で提灯を商っていた三嶋屋が店をたたみ浜松に移ることになり、五鈴屋に買い取ってもらえないだろうかと打診がある。迷っていた幸だったが、大坂から江戸に出て寄寓していた菊榮が買い取ることを決断する。伊勢・白子から一人で江戸に出てきた誠二を救い、近江屋から二人を雇い入れ、五鈴屋の陣営が強化される。梅松と梅にようやく訪れた春で今回はめでたく幕となる。藍染めの浴衣の大成功に音羽屋はどう出るのか。早くも次回が楽しみ。