大上の魂を引き継いだ日岡
広島県呉原東署刑事の大上章吾が奔走した、暴力団抗争から2年。日本最大の暴力団、神戸の明石組のトップが暗殺され、日本全土を巻き込む凄絶な抗争が勃発した。首謀者は対抗組織である心和会の国光寛郎。彼は最後の任侠と恐れられていた。一方、大上の薫陶を受けた日岡秀一巡査は県北の駐在所で無聊を託っていたが、突如目の前に潜伏していたはずの国光が現れた。国光の狙いとは?不滅の警察小説『孤狼の血』続編!
*
大上章吾刑事が主役の「孤狼の血」の続編で、大上に鍛えられた日岡秀一巡査がどう成長していくか楽しみながら読み進めました。
国光寛郎の仁義の世界に日岡秀一巡査の正義が突入していき、最後に清濁併せ持つ大上二世が誕生した感じですね。登場人物の人間描写が相変わらず素晴らしいの一言です。
三部作の最終巻「暴虎の牙」がすでに発刊されていていますが、文庫版が出たら読むつもりです。
-----
■本書の基本情報
・筆者:柚月裕子[ユズキユウコ]
・略歴:1968年岩手県生まれ。2007年「待ち人」で山新文学賞入選、やましん文芸年間賞天賞受賞。'08年『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。'13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞受賞。'16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞。
・出版:角川文庫
・発売:2020月3月(第2刷)
・ページ数:372p
■これまでに購読した柚月裕子の著書
・「最後の証人」(第7刷)
・「検事の本懐」(第6刷)
・「検事の死命」(第4刷)
・「孤狼の血」
・「朽ちないサクラ」
・「慈雨」(第2刷)
・「あしたの君へ」
-----
◆AFP情報 … ジャンル:本・雑誌・コミック、料率:3%
他のユーザのコメント