三部作と言われている『十字架』と通じる部分もありますが、単体で読んでも十分に感動できて、感慨深い作品だと思います。 重松さんの作品を読んでいると、果てしなく広がっているわけではなく、限りある広がりの中で、どこまでも高い空間を感じられて、心がふんわりと軽くなる感じがします。 『かあちゃん』も、自分が母親だからというだけではなく、自分だったらと容易に考えることができる内容で、ぐんぐんと引き込まれていき、登場人物達の考え方や行動に共感し、感動させられました。日々、自分の在り方を考えさせられました。