司馬遼太郎には珍しく、中盤の村田蔵六とシーボルト・イネとの師弟愛が美しく描かれ、「男はつらいよ」的恋物語に思わず感情移入してしまいました。あとがきにもありますが、世に棲む日々の姉妹編として存分に楽しめます。