ステイホーム週間に適度なスリリング

新型コロナウィルスの問題がなければ、おそらく、手にする機会のなかった本ですが、574ページ、超おもしろく読ませて頂きました。 感染症とか、政治とか、いろいろ勉強になりました。長いのに、全く飽きない、適度なスピード感、適度な緊張感、適度な人間味、適度な登場人物の数と個性、適度な場面展開、そして、人類のあり方についての、適度な問題提起が好印象でした。 今の状況と重なるところもあるので、読むなら、ステイホーム週間の今、ぜひオススメです。 首相の息子が、元WHOの感染症対策のエキスパートという設定は大胆で、また、息子の提言に、葛藤の末、首相が従う場面が多かったのも、現実的ではない気がしましたが、現実にも、そんなリーダーがいたらなあ、という願望を、本の中で満たされる、という、想定外の満足感はありました。