栗林中将は、旧軍人の中では、唯一、国家の見せかけの理論に振り回されることなく、自分の本心に素直に、自然体で生涯を生き抜いた人物であることが、よくわかる一冊です。特に、部下や家族に対する愛情と国家に対する使命感が裏表なく一致しているところに感銘を受けます。