愉快で不思議な古事記の世界
「この世界の片隅に」の作者、こうの史代さんが描かれる古事記。第一巻は天地創生からスサノオのヤマタノオロチ退治までの物語です。基本的に台詞などはすべて原文ですが、こうのさんが描く可愛らしく表情豊かな神々、ツッコミも交えた注釈が面白く、物語に引き込まれます。また、現代語訳にはない原文の味わいを楽しめました。
イザナキ、イザナミ、アマテラス、スサノオなどの神々が織りなす数々のエピソードが、愉快で不思議で、ときにじーんとしました。神というのは人間と違い完全で、崇め奉られる存在だと思っていましたが、古事記の世界では、愛し、憎しみ、恐れ、ときに残酷なこともやってしまうんですね。日本の成り立ちや、我々の先祖がもっていた神々に対する感覚を知ることができました。2巻も楽しみです。
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