※ネタバレ含みます※お気をつけください。

純粋に私はこのドラマが最後まで観たいと思っていました。本来の物語をこうしてシナリオブックとして出版していただけたことをとても嬉しく、感謝しております。 本来の4話以降のお話はとても面白くて楽しく、あたたかく、時には深くて、あっという間に読み終えました。 シナリオ4話以降を読むと、ドラマ版4話は本当に良くここまで纏められたなと、それに春馬くんへの追悼や感謝の気持ちもうまいこと込められていて、大島さんの職人技にとてもとても感心しました。 なぜ、九鬼、猿渡、早乙女健、板垣純、桃田の名前なのか、それと板垣、聖徳の名前が使われているエピソードもほっこり。 ドラマでは少ししか出演されていませんでしたが、玲子さんのお父さんも、本来はもっと出番もあって、慶太とのシーンも多かったんですね。 ドラマでは深くは描かれていなかった、菜々子ママの慶太への、可愛すぎてたまらないゆえの愛。富彦パパの慶太を継がせたくなかった、息子を守るための本当の理由。。息子への愛。両親からの慶太への愛、家族関係の変化についても見所です。 そして、私の一番のお気に入りはラストの結婚式のシーン。慶太の無邪気で幸せいっぱいの挨拶からの家族の綻びを繕いたいと、、いきなりの苦渋の告発。。無邪気な挨拶から、すぐに苦渋の表情、最後は涙を流して崩れ落ちる。この数十秒での展開。。。 春馬くんも最後まで演じていたとしたら、素晴らしい演技だったんだろうなと想像します。 松岡茉優さんが以前、ラジオで「慶太を演じられるのは春馬くんしかいない」とおっしゃられて、このシナリオを読んで、この発言の意味を納得しました。 物語が進むに連れて、慶太は重要さが増していきます。慶太の存在感を考えるとそこから代役を立てるのはできなかった、「猿渡慶太」の魅力は三浦春馬だからこそ出せた素人の私でもシナリオを読んで感じさせられました。 それと松岡さんもとてもお辛かったでしょうね。ドラマ初主演で、こんなに素晴らしい脚本をどれだけ最後まで演じたかったことでしょう。悲しみもあった中での松岡さんのお気持ちは計り知れません。人としても女優魂にも脱帽いたします。これからも芸能界で輝き続けていただきたいです。 春馬くんはこれからも作品の慶太の中で生き続けています。作品の中で生き続けるとはこういうことなのですね。それを感じさせるシナリオブックでした。