64

元警察官の辰司が隅田川に転落死した。側頭部には殴られた跡。息子の亮輔と幼馴染で刑事の賢剛が追ううち、バブル期に起きた未解決の誘拐事件が浮き上がる。緻密な構成で、よくできたミステリーだと思う。ただ、この時期、つまり昭和から平成に移り行く時代背景の作品には、横山秀夫氏の「64」があり、これには及ばない。ひょっとすると「64」がヒント?