描写レポートってスゴい!

私が初めて内澤旬子さんを知ったのは松田哲夫著「印刷に恋して」の イラストでした。でもただの挿絵ではなく、現場の描写レポート、 職人さんの技術や複雑な機械だけでなく、心意気が感じられました。 取材をして描写することは、とても時間がかかる作業だと思います。 しかし、写真で現場をそのまま写して載せるだけだと伝わらない、 とても大切なものを写しとっている気がします。 特に今回のような「屠畜」というテーマ。私が知りたいと思っても、 写真だと血のりやグロテスクさに目を奪われ、考えが深まらなかった所。 この本だと、素直に自分の関係ある事として、でも客観的な視点を もちつつ読み進むことができました。もっと活躍してほしい作家さんです。