昭和24年に実際にあった事件を背景に書かれた小説で、「ライブドア事件」をほうふつさせる話でした。文中の所々に出てくる観念論は私には少々難解でしたが、優秀な青年が転落していく過程は、幼少期の家庭環境が一個の人間の人格形成に多大な影響を及ぼす恐ろしさを痛感する物語でした。