なんだろ?

小学五年の雪乃は、クラス全員に無視されるなどの苛めに遭い、心を病み不登校。田舎暮らしに憧れる父の航介は会社を辞め、長野の祖父母の元で農業や簡単な喫茶を営むように。雪乃は、曽祖父母との暮らしが始まり、編集社勤務の母は東京に残る。さて、父の両親はどうしたのか、という疑問。読み落としたのか。作者は心を病む辛さが本当に分かっているのか。これも疑問。317ページ、第九章、17行目。「口コミで広げてくれた――」とのフレーズ。ここは校閲ミス? 第1刷を読んでいるのだが……。村山由佳さんのファンだから、彼女が軽井沢で暮らしていること、猫が好きなこと、そしてコーヒーなどなど。頭に入れて、それは得意な素材ばかりなのに、なぜか釈然としない一冊。綴じ方が緩く、解けそうなのも減点材料。まあ、これは出版社の問題だが。