京アニ?

東京グランドアリーナで開かれていた大規模なアニメ・コンベンションで、男が火炎瓶を投げまくり8人が死亡、負傷者多数の大惨事が起きる。しかも犯人は焼身自殺。銀行のエリート行員・安達周は、小学生時代、この犯人の苛めの発端を作っていたことを思い出す。あの苛めが同級生の人生を狂わせ、犯行へ駆り立てたのか。表題通り、安達は、犯人の「悪の芽」がどこから生じたのかを調べ始める。京アニ事件が、おそらくヒントなのだろうが、そこはプロの作家。想像力を駆使して物語を創り上げている。ただ、終盤、説得力を欠いているのが難点。