「真実」に迫ろうとする執念

私は77歳の女性。 偏見であることを恥ずかしく思うが、著者が女性ジャーナリストであることに興味を持った。 「黒い海」 海難事故。本の装工も硬質。女性らしくないという印象。 でも「女性なのにすごいなぁ」という思いがあった。 「漁船の転覆事故」は珍しいことではないにもかかわらず、事故の真相に迫っていく。 ジャーナリストがある「疑問」に「問題意識」をもったとき、 「真実」に迫ろうとする執念はものすごいものだと思った。 取材量がすごい。 取材を申し込むのに、自ら、手紙を書く。 取材のいきさつ、資料など、丁寧な誠実な手紙。取材を受ける人が少しでも心を動かしてくれれば、やっと一歩すすむ。そのくり返しだ。気の遠くなるような忍耐。 真実を明るみに出すことがどんなに大切か。今、一番感じている。