女刑事とDV被害者の女性・・・。
殺人事件の捜査を担当している音道貴子が、相手のキャリア警部補のセクハラに合い、一人で行動せざるを得なくなり、ついに殺人事件の犯人グループに接触することができた!が、しかし、昔、引ったくりの被害にあった女性と再会したことで、音道の運命は、犯人グループの手に委ねられることに・・・。かって被害者だった女性は、今の再婚相手からの連日にわたるDVを受け、自分がDVの被害者であるという意識すら麻痺している。看護婦の経験から、彼女は音道の体調や身の回りの手助けをしてくれるが・・・。
「強い女性」の象徴とも言える「女性刑事」と、対極にあるとも言える「配偶者からのDVの被害者」。時間が経つうちに、この2人の間に女性としての心の交流が生まれてくる。
悲しい過去を持つ犯人の一味ではあるが、その心はズタズタになっていた女。
「女性の悲しみ」「女性の強さ」「女性同士の絆」を色々感じさせてくれる、音道貴子シリーズでは珍しいとも言える作品だと思う。
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