異世界に誘われる。

恒川さんの作品を読むと、頭の中に鮮やかな映像が浮かんでくる。それらは臨場感がありすぐ目の前に迫ってくるようでありながら、ふっと鼻先で煙のように消えてしまう儚さも同居している。この感覚が好きでずっと読み続けている。この作品もその期待に応えてくれた。