面白い!

「沈黙」、「海と毒薬」などで有名な遠藤周作ですが、イメージががらりと変わりました。目の前で話しているかのような軽い文体で、すいすい読めます。内容は、手紙の書き方の指南。ラブレターの書き方も含まれていて、ご丁寧なことに、うまく断る手紙の書き方まで。具体例を挙げて、ポイントを解説してくれています。ユーモアたっぷりで、ちょっとした一言に笑ってしまう箇所も。興味深かったのは、遠藤周作なりの文章表現の上達法が紹介されているところです。毎日のトレーニングとして続けるのは私にはしんどかったですが、他の物書きさんの表現を目にするたびに、「この人はこう表現するんだ!」と目に留まるようになりました。小説と違い、細かな章に分かれていますので、電車などで読むにもちょうどよい1冊です。