何度も読み返したくなる本。
病気の本というと、ふつうなかなか気が重いものだけど、この本は時々くすっと笑ってしまう。とはいっても、ふざけた表現をしているわけではない。思わず笑ってしまうのは、おそらく著者が自分の病気を俯瞰してみているからだと思う。経験者にしかわからないようなことでも、文学などの言葉を引用することによって、経験のない人にも伝える工夫がなされていて、「ああ、そうなのか。こんな感じなのか」とその感覚を理解する一端になっている。それと、いろんな比喩が出てくるのだが、これもハッとするし、面白いのだ。何度も読み返したくなる。
また病気をきっかけに、著者が発見した共食圧力の話とか、病気を心のせいにされるなどとても興味深く、これは病気の人に限らず、新たしい発見がある本だと思う。
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