新聞掲載されていた書評を見て、興味をひかれ購入。金銭についての表記がかなり詳細に残されており、貴重な記録だと言える。また大正時代の花魁は、江戸時代の時とはやや趣が違うなど、吉原の歴史の変遷もうかがえて興味深い。が、伏せ文が多いのと、日記形式のピンポイント的内容ゆえに、全体像がつかみにくいのが難点。また駆け込み先と彼女の関係に触れずに入った脱出記は、少々拍子抜けの感も否めない。