東北の震災と福島原発の事故を受けて

子供の頃に読んでから、ずっと記憶の片隅に居た『風が吹くとき』。今回の震災及び原発事故を見て、どうしても再び読みたくなりました。 作中で描かれている老夫婦は、核爆弾によって被曝します。彼らは生き残る為に、国から与えられた様々な被曝対策を行いますが、それは現代の我々から見ると非常に滑稽な物です。 しかし、今我々が与えられている多くの知識や情報も、もしかしたら何十年か先では笑われてしまうほど滑稽な物なのかも知れません。 目に見えず、臭いもしない放射能の怖さ。そして一瞬で全てが決まってしまう核爆弾の恐ろしさ。子供が読んでも大人が読んでも、充分に楽しめる名作です。