北朝鮮不審船事件という当時の社会の中でひとつの歴史的事件の当事者の一人である元幹部自衛官の体験談から本著は始まる。北朝鮮関連の批評も今となっては珍しくもなんともないが、現場の空気感を綴る書籍は貴重である。 前半の自衛隊時代と後半のフィリピン体験談に分けられる。本著を通して著者の主観がこれでもかとあふれてくる部分は、とても面白く読みごたえがあった。 もう少し現役時代の話の割合が多ければなと、ミンダナオでの出来事はそれほど貴重な体験だったんでしょうけど。