本書の中でも少し言及が見受けられたが、何となく「実用的な技術研究」に対して「哲学」を含む「人文科学系の学問」が「軽視される?」というような空気感が在るかもしれない。が、社会の様相が、少し古い時代に想像された、想定された状況を既に逸脱していて、様々な要素によって更に変容しようとしている中、「本当に善いのか?あなたはそれで好いか?」と問い、論じてみようは益々必要かもしれないと、やや漠然とはしているかもしれないものの、感じずには居られなかった。 本は「対論」が集められた体裁である。<〇〇セミナー>というような催事に見受けられるパネルディスカッションを聴く、或いは放送コンテンツの討論番組を視る、聴くという状態に近い気分で順次読み進めるという感じの一冊だ。