『ふるさと銀河線』に続く軌道春秋。ウィーンのトラムから、北海道、九州のローカル線、そして首都圏の私鉄沿線での人間模様を描く作品だが、今回は「鉄分」は少なめだ。漫画の原作ということで、登場人物に一癖二癖あるものの、総じてみんな良い人で、最後まで依怙地で嫌な人はいない。そのあたりは著者らしいが……。