今回のお話は、第4代皇帝クラウディウス帝について。生来病弱でそもそも帝位を継ぐ筈ではなかった。ゆえに学問で生きてきたクラウディウスは「歴史家皇帝」として奮闘する。文官や武官としての経験はなかったが、書物から得た知識をフルに活用して帝国の運営は問題なく進む。先帝カリグラの失政を挽回し「パックス・ロマーナ」は揺ぎ無いものとなる。ここで重要なことは、現代にも通ずるシステムを構築したことだった。官僚機構の確立といってもよい解放奴隷たちによる「秘書官システム」の確立である。しかし、このシステムによってまた「悪妻」の登場によりクラウディウス帝の治世は揺らぐことになる。言い換えば、アウグストゥスが執着した「血の継承」がクラウディウスを追い込むことになる。ローマ帝国独特の「帝政」の問題点が浮き彫りになるので必見!!