連作短編小説『マエ持ち女二人組』シリーズ完結編。 「いちばん長い夜」は、あの日だった。 著者の実体験を“ほぼ忠実に、芭子の体験したこととしてこの物語に盛り込んである”という。 あの日をからめた事で、こういう終わり方になったのだろうけれど、前2作の雰囲気のまま完結してほしかったような気もする。 あの日を体験したらそれを書かないという選択はなかったのかもしれない。 でも、それは別の作品で伝える、という手もあったのではないかと。