三島ファッションを楽しむ
三島(由紀夫)作品のなかに描かれる女性像は華麗でそのファッションを想像するだけでも楽しいものです。この作品は、え?と思うような題ですが、何のことはない、中年にさしかかった女性と青年との恋のかけひきを描いたお上品な娯楽作品です。イヴサンローランのショーが登場したりと視覚的に華やかなシーンが多く、でも何といっても圧巻は主人公妙子のある日の装い。これすべて楽天さんで揃えられるのでは…などと思いながら読み進んでいきました。一例を挙げると次のようなものが。
「灰青色の泰国絹のブラウスに、黒サテンの縁取りのついたエアリー・ウールのシャネル・スーツ、黒真珠の頸飾とブレスレット、それに灰色革のぺランの長手袋を肱まではめ、その上からダイヤの指輪をした。銀のメタリックなカクテル・バッグに、靴は黒エナメルのパムプス、…服地に合わせてブラック・サテンの香水をふりまき、シルバーミンクのストールをかけた。」(同書より抜粋)。
ため息がでます!
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