キリスト教のことはよくわかりませんが、西洋文明にもいろいろな歴史があるのだなと、本書を読んで思いました。推理小説としてももちろん秀逸ですが、これだけ西洋文明もどきにおかされている我が国でも、西洋の絵画を、西洋の歴史や本質を理解しているわけではなく、ただ表面的な装飾とか技法を模倣しているだけなのだという、軽さというものがわかった気がします。