少しまえにフィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を読んで以来、いままで手付かずだったSFも少しずつ読むようになったのですが、なにしろ膨大な作品があるので、とりあえず誰もが薦める名作からはじめることにしました。 最初に読もうと思った数冊のなかに、この作品もあったのですが何故かどの書店にもない。 ということで仕方なく、他の作品たちを読んでいるうちに新装版がでました。それで納得。 あくまで個人的な感想ですが、この作品が語っているのは 「過去も現在も未来も自由意志なんて実は存在しないのかも知れないけれど、だからこそやりたいようにやれば良いんじゃないの?」 というようなことではないかと思います。 個人的にこういう考え方はカフカとかカミュに通ずる部分があるんじゃないかなぁ、と感じました。 目新しい思想には出会えなかったですが、SFというジャンルの懐の深さを感じました。