空気が変わった

1作目では、年齢以上に幼かった落語好きの「私」を取り巻く空気が、「私」をいやがおうにも大人や女性としての階段を上らせていたのが興味深かった。この「夜の蝉」は、推理小説としては勿論、推理しなくても読み物としての読み応えが十二分にある。これからも続くシリーズで「私」がどう成長してゆくのかを楽しみたいと思う。