切ないです。主人公はまるで野生の獣のように、生きるために必要なことを、感情なしに淡々とやっていくのです。愛とか情緒とか、そういったものを知らずに育ってしまった者の悲劇・・・。 実話を基にした小説だそうですが、さすがカポーティ、自分の中できっちり消化して作品にしています。 これを読む少し前に、「心臓を撃ちぬかれて」というノンフィクションを読みましたが、あらすじは近いのに作品の完成度が比べ物になりません。