ロマンスの王道
以前、篠崎書林から刊行されていますが、文庫というのでまた買ってしまいました。内容はヒロインへの間違った手紙から始まります。母親の支配から抜け出せなかった彼女が、余命が短いと思い大胆な行動に出て、流れ者のヒーローに結婚を申し込みます。彼が何をして収入を得ているか気にしながらも、束縛のない生活に自由の楽しさを味わうヒロイン。突然彼の父親が現れ、彼の正体が明らかになり、彼女は身を引き母親の元に戻ろうとします。ところが危機一髪の事態で彼女の大切さを思い知った彼は彼女を引き留めますが、余命が短いどころか病気が改善した彼女は、彼をだまして結婚したことにこだわって…、とロマンスの王道といえるお話です。なかなかユーモラスな場面がたくさんあって、ヒロインがつぶやく心の中が可笑しく、思わずニヤリとしてしまいます。楽しい作品で大好きな一冊です。
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