ヒロインの鬱々とした心情や、よくこれだけ違うタイプの嫌な人間を 書き分けられるなぁと、なかば感心してしまうほどの身内の描写に 出だしは本当に滅入りました。抑圧感が物凄いです。 なので、ヒロイン覚醒後の解放感や爽快さは見事です。なにより生き生きと 描かれるカナダの自然は圧巻です。中盤以降は一気に読んでしまいました。