物理的なっ時間論です

時間とは実に不思議なもので、当たり前のように身の回りにあるのに、その正体を知ろうとしても、どうにも雲をつかむようで判然としません。 そんな時間を語るとき、一つの視点は自然科学、とりわけ物理学の知見から論じるものです。それ以外にも、心理的な時間や生物的な時間など、私たちが時間を感じることのメカニズムには、さまざまな要素があります。 そうした時間ですが、その中でも、この本は前者の物理的な時間について語っています。相対性理論における時間、量子論における時間、そして、統計力学における、エントロピーと時間などについてです。 そのあとに、主観的な時間についても触れられていますが、本書のメインは物理的な時間にあると思われます。そうしたことに興味があれば、本書を読むのも、知的刺激があるのではないでしょうか。