シリーズ三作目にして完成度が高い

刑事オリヴァー&ピア シリーズの三作目です。 日本での翻訳としては、初めに刊行されています。理由はあとがきに記載されています。 そこにも触れられていますが、ミステリーの完成度としてはぴか一です。舞台の時間的空間的な広がりもあり、ダイナミックに物語が展開します。おかげで、一気に最後まで引き込まれました。 とはいえ、完成度が高い分、物語としてはある種定番です。登場人物と、ちょっとした背景(ナチとかユダヤとか、逃げてきた富豪とか)が出てきた時点で、オチが見えてしまいました。 トータルとしては、「白雪姫には死んでもらう」の方が不穏な雰囲気ぷんぷんでどきどきしました。