『野田ともうします』の影響で。

「イワンのばかとその二人の兄弟」「小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話」「ひとにはどれほどの土地がいるか」「鶏の卵ほどの穀物」「洗礼(なづけ)の子」「三人の隠者」「悔い改むる罪人」「作男エメリヤンとから太鼓」「三人の息子」所収。柘植文『野田ともうします』では「小さい悪魔がパンきれのつぐないをした話」が6ページほどで短いとありましたが、「鶏の卵ほどの穀物」のほうが少しだけ短いです。宗教色が強いので好みが分かれるかもしれませんが、「洗礼の子」と「三人の息子」が興味深かった。「三人の息子」の「人々は自分たちは神がなくても、ただ自分たちだけで生きてゆけるものと考えている」からの一節は感銘を受けました。トルストイというと『戦争と平和』などの読みにくいイメージが強かったのですが、民話集なら読みやすいと感じました。