子どもだけの問題ではありません

著者の星野仁彦先生ご自身が発達障害のある精神科医です。発達障害とは何か、発達障害のある人に周囲がどう接したら良いか、そして発達障害のある人自身がどうすべきかも、とても分かりやすく書かれています。 子どもの頃は何とか努力して、周囲をまねて乗り越えて来たけど、臨機応変が求められ、日々刻々事態が変わる社会に出たら、叱られたり失敗したりする。それを繰り返して自信をなくし、やがて引きこもる。これは発達障害である可能性が高く、本人が気付き、診療や支援を受けることで改善が期待できます。しかし、気付かないでいると、ご本人は心を病んだり、家族や同僚が背負ってつらい思いをしたり、いろいろと悪循環になってしまいます。 ですから、まずは気付くことから。恥ずかしいことではありません。心療内科への受診を迷ったら、この本を読んでみるのが得策だと思います。