読み応えあり

本書は戦争であっても大多数の人間は人間を殺すのをためらってきたのであると著者は過去の戦争を例にとって説明してくれる。人間は心理的に人殺しを嫌がるようになっているのである。この本を読んで初めて戦国時代での死者の原因が弓矢であったというのが理解できた。問題は後半である。分量が多いのと著者はベトナム戦争以降は条件付けにより殺人をためらわないようになったというが、その条件付けとは何であるかイマイチ理解できなかった点である。しかし間違い無しの良書である。